ミソフォニア症・音嫌悪症紹介ページとこのブログについて
~いつからか噛み砕く音、すする音、クチャクチャ音に感じていた違和感が、次第に蝕んでいった~
~ミソフォニアの人は、「人が出す音」に対して強い怒りや恐怖を感じたり、目から入ってくる刺激に怒りや恐怖を感じる~
~音恐怖症の人にとって、人がものを食べるときにたてる音、クチャクチャとかペロペロとかの音が耐えられないほどの不快感を与える~
研究が進んでおらず、診断基準も明確化されていないために認知度は非常に低い症状です。
この症状の辛さは当人しか理解できないものです。
誇張なしに、咀嚼音を聞いて得る不快感、攻撃感情は「ぶっ殺してやる。今すぐその首を絞めて殺してやる」というレベルまで高まります。
また、ひとと共有がしにくいのもミソフォニア症の特徴です。
「ひとの出す音が辛い」と言っても「おかしいんじゃない?」で終わってしまいそう
「たかがそんなことで苦しむなんて…」と思われるのではないか
精神疾患を疑われたら関係がおかしくなるかもしれない
これらは個人的な感想ですが、つまりカミングアウトがしにくい症状なのです。
「食べる音を出さないでください」とことばに出しにくいですよね?
よっぽど仲がいい人だったり家族であれば話せるかもしれませんが、日常的にランダムに他人と出会う外食ではほぼ無理でしょう。
仮に話せたとしてまでの道のりはとても長い。繰り返しになりますが、この症状の辛さは当人にしか(あるいはミソフォニア症を持つひとにしか)理解できないものなのです。
そしてそれは孤独なものです。
当人しか理解できないうえに共有しにくい。こういった特徴がこの症状の認知度の低さに繋がっていると思うのです。
「こんな症状をもつひとも世の中にはいるんだ」と少しでも認知度の向上につながればと思い、このブログを立ち上げました。